アウトドアリビング
新鮮なのは、勇気ある素朴な質問です。
住宅展示場では、週末になると住宅購入者のみならず近隣の方にも役に立つ「住まいのセミナー」が開催されています。
先月も輸入住宅産業協議会(以下IHIO)主催によるセミナーが横浜ハウスクエアで開催されました。
IHIOは、輸入住宅、輸入建材設備、デザイン・ライフスタイルに関わっている企業団体が集まっている協会です。横浜ハウスクエア内に建ついくつかの住宅企業も会員企業になっています。また、IHIOでは「ライフスタイルプランナー」という資格を出しています。(この資格をアカデミー在校生は全員取得しています。)
ここで少しこの資格についてお話。
輸入住宅というと住宅の形・デザイン・建材など「モノ」視点で見てしまうことも多いと思います。しかし、最もこの資格を学ぶことで得たい知識は、「ライフスタイル」です。欧米の豊かな暮らしを日本の気候風土に加え、暮らし方を学ぶことは家を考える上で参考になることがたくさんあります。
欧米では住まいを考える際に、どんな暮らしをするか、どんな使い方をするかによって間取りや部屋の大きさ、数が決まっていきますが、日本では制約が多いため家の大きさや部屋数などが先に決まっているところが多いようです。以前、非常にわかりやすい例えを聞いたことがありました。世界の農具を見ていた時でした。欧米では、「道具」の種類が大変多く、作業ごとに大きさも形も違うものが揃っていました。ところが日本は、非常に少なく、むしろ一つの道具があらゆる作業に使われていました。
どうも、日本人は器用に多目的に使える道具を生み出すことが得意でまた、道具に身体を合わせていくことが得意のようです。
日本の良さはたくさんありますが、欧米の暮らし、考え方を知ることで、ライフスタイルの多様性を学び、また、その解決策を学ぶことで「暮らし-ライフスタイル」を提案出来るようになります。
この資格では、建物の知識はもとよりインテリア・ガーデンまで学びます。家と庭=家庭。
「家庭づくり」。そのような意味でもアカデミーが大切にしている資格の一つです。
さて、話を戻すと。
IHIOが企画したセミナーは「アウトドアリビング」。
庭も生活の一部。眺める庭ではなく、そこをもう一つのリビングとして使おう!というものです。
欧米では、天気の良い日には、本を読んだり、お茶を飲んだり、親しい友人とおしゃべりしたり。
時には、パーティーの会場にと上手に使われています。そんな事例をセミナーでは紹介されていました。セミナー終了後のQ&Aの際に来場者の方から一言。
「最初、アウトドアリビングと聞いた際にキャンプとか山登りをする暮らしかと思いました」。
欧米では、「アウトドアリビング」といえば通じますが、意外と日本では一般的に「アウトドア」のイメージは「キャンプ・山登り」なのかもしれませんね。
目から鱗。
ライフスタイルを紹介するにしてもここは、日本。
わかりやすい表現なくしては、豊かな暮らしの提案は出来ませんね。勉強になりました!!

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